初めてのキャベツ作り

記録が遅れてしまいましたが、
8月初旬にキャベツの苗を植えました。
撮影したのは9月24日なので、約1ヶ月半たった頃のキャベツの写真がこちら。

昨年はブロッコリーを育てたことがあって、春頃だったせいか、モンシロチョウやカタツムリに食べられてしまい、うまく育てきれなかったトラウマの残るキャベツ系です。
キャベツは種から撒いても育てられるそうですが、初心者は市販の苗から育てた方が害虫の心配なく収穫まで上手く育てられるそうなので、今回は2本の苗を植えてあります。
日中も比較的陽の当たる時間の長い場所を選びました。
キャベツは春植えと秋植えが出来る葉野菜なので、今夏は秋植えになります。
前回のブロッコリー栽培の時は確か4〜5月だったこともあって、蝶々も多かったのでしょうね。今回は、あまり蝶の姿も見えないのでうまく育てられるかも!?の期待が大きくなります。
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そして、本日、収穫したキャベツ!
2本のうちの1つですが、巻きの状態もとてもよく綺麗に育ってくれました。ただし、もう1本のキャベツは残念ながら歪んだ巻き方になってしまいました。

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主な病気の種類

  • 根こぶ病…根にこぶを多数形成し、水分や栄養吸収を妨げるため、発育不良になる
  • ベト病…葉の脈に沿って淡黄白色の斑点ができ、病斑の裏に白カビが生える
  • 軟腐病…結球の地際部や頭部が褐変しべとべとに腐敗して、独特の悪臭を放つ

キャベツは、雨が多く多湿状態になると軟腐病が、湿度が高く風通しが悪い環境では、ベト病が発生しやすくなる。
特に軟腐病は高温期に結球すると多発し、発生するとすぐに腐敗するので注意が必要。根こぶ病も、かかってしまうと収穫が期待できない。

病気対策のポイント

キャベツの病気対策には、過湿を避けることが大切です。また、防虫ネットをかけてヒモで固定するなど、害虫対策もしっかりします。追肥などでネットをはずしたあとは、ヒモがゆるんでいないか必ず確認して、侵入口ができないようにすること。

根こぶ病、軟腐病は主に連鎖障害で発生するため、連作をさけ、同じ場所に植える時は最低2年間隔を空けるようにします。

主な害虫の種類

キャベツには、アオムシ・コナガ・ヨトウムシがよく発生します。中でも代表的なのが、モンシロチョウの幼虫のアオムシです。

ヨトウムシ…夜行性で夜の間に葉を食害する。葉を食べつくす可能性がある。
アオムシ…モンシロチョウの幼虫。キャベツの代表的な害虫放っておくと葉の大部分を食べられてしまう。
コナガ…キャベツによく発生する害虫。野菜害虫の中で防除の困難な重要害虫とされている厄介な害虫。
アブラムシ…葉や茎に群集し、植物の汁を吸う。ウイルス病を媒介する。

害虫対策のポイント

  • 防虫ネットをかける
  • 薬剤を散布する
  • 見つけ次第捕殺する

キャベツの害虫対策には、苗の植え付けが終わった段階で、防虫ネットをかけて育てるといいでしょう。これは、苗の時に芯を食害されてしまうと、キャベツが結球しないまま成長する可能性があるためです。

防虫ネットをかける時のポイントは、あらかじめ害虫がついていないことを確認することです。また、防虫ネットをかけても、ネットを固定するヒモがゆるんでいると隙間から入り込むことがあります。必要なときは薬剤で処理し、害虫を見つけた場合は早めに駆除するのが大切です。